平成25年度環境監査報告

●環境監査とは

 市の環境マネジメントシステムが、LAS−Eの基準に沿って適切に運用されているか、各課、各施設、各職員の取組みが適正に実行・維持されているか否かを環境監査の実施により検証します。環境監査委員会は市民および事業者、行政組織の代表(任意)、LAS−E事務局から派遣される専門家等で構成され、システムの対象範囲すべての実行部門を環境監査の対象とします。
 監査方法は、環境監査委員が各実行部門を訪問し、システムに関係する書類(会議資料や報告書類等)の確認、現場目視(ごみの分別状況や節電の方法等)による取組状況の確認、職員へのインタビュー(省エネ・省資源など普段から気を付けていること等)等により行います。

 環境監査の結果は環境監査委員会が取りまとめ、LAS−E判定委員会に報告します。

●平成25年度環境監査について

<実施日>
 平成26年2月3日(月曜日)〜5日(水曜日)

<対象>
・環境マネジメント推進本部
・41実行部門
・推進事務局

<環境監査委員>
・民間3名
・市職員7名
・専門家3名
 計13名

<共通実施項目監査>
1.エコアクション(環境活動)部門 第1ステージ
 A101、A102、A103、A104、A105、A108、A109、A110、A111
 
2.エコマネジメント(環境経営)部門 第1ステージ
 B103、B104、B105、B106、B107、B108、B109、B110、B111、B112

3.エコガバナンス(環境自治)部門 第1ステージ
 C104、C105、C106、C107、C109

4.エコアクション(環境活動)部門 第2ステージ
 A203、A204、A205、A206

●環境監査の概要

 平成26年2月3日(月曜日)から5日(水曜日)までの3日間の日程で、平成25年度の環境監査が行われました。

 環境監査には、市民、事業者、LAS−E事務局、職員代表の環境監査委員計13名が参加し、5チームに分かれて環境マネジメント推進本部と各実行部門をまわり、環境監査を行いました。

  3日間で17の実行部門を監査チームが実際にまわり、口頭確認、文書確認、現場目視などの方法で、各実行部門、各職員の取り組み状況を点検しました。
インタビューは、推進本部員、実行責任者、環境マネージャー、一般職員に対して行われました。

 環境監査チームが各実行部門の監査結果を個別所見として作成し、それらをもとに仮環境監査報告をまとめ、全日程が終了しました。

 後日、個別所見や環境監査委員の意見をふまえた能代市全体の総合所見が示され、環境監査報告書が提出されました。

 今回の環境監査の結果は、平成26年7月28日に開催されるLAS−E判定委員会で審議され、 最終的な判定が出されます。

●環境監査委員会からの総合所見
 
 
(1)全体評価

 

監査の結果、エコマネジメント部門の2項目で「勧告(×)」と評価したほかは、個々の職場に
おける環境に関する取り組みは概ね良く実施されていると評価します。

「勧告(×)」となった2項目は、部署間の協議組織である環境マネージャー代表会議および市
長と環境に関して協議する環境マネジメント推進本部会議が開催されていなかったことによるも
のです。推進本部会議の開催についての指摘は3年連続であり、首長の指示に関しても2年連
続の指摘となったことから、マネジメントの運用体制に重大な問題があります。監査の実施にお
いても、参集すべき部署の不参加や実行責任者等の対応が十分でない部署があることに加
え、市民監査員の参画が少なかったことも大変憂慮される問題です。2つの指摘については、
別途、是正勧告書を作成しましたのでご確認ください。

一方で、職員数の減少や庁舎の移動など、市役所を取り巻く状況が厳しい中にあって、各部
署では熱心な活動が行われており、今回も20の「◎(大変良い)」が抽出されるなどこのような
創意工夫のある取り組みが多数見られました。このような取り組みの継続と横展開を図ること
で、市民の環境政策に対する期待にしっかりと応えていくためにも、環境マネジメントシステム
の運用体制の再構築が急務です。

 
(2)個別評価

 

設問別にみると、事務局を除き「改善要望(△)」が3件、「勧告(×)」が3件ありました。「改善
要望(△)」の内訳は「研修内容の周知」で2件、「独自目標の認識・理解」が1件、「勧告(×)」
の内訳は、「EMS上の役割の認識(環境マネージャー)」「独自目標の認識・理解」「エコオフィス
の取り組み状況(現場)」は1件ずつありましたが、全体として周知不足や周知不足による認識・
理解の不足などが主な原因と考えられます。

昨年度の監査結果と比較すると、「改善要望(△)」と「勧告(×)」の合計は15個から6個に
減少し、昨年課題であった「環境負荷発生量についての定量的・定期的把握とその報告」は改
善されているようです。一方、「大変良い(◎)」は26個から20個に減少しましたが、これは◎を
2ステージ的な取り組み中心に絞るなど評価基準が厳しくなったことに起因しており、◎には
満たないものの優れた取り組みが多くの職場で見られました。

 

(3)各部署の活動について

 

執務室の確認や職場インタビューから、市役所のエコオフィスの活動はよく定着していると評
価され、市民の監査委員からは監査委員の所属している部署は特に良かったとの声も聞かれ
ました。長く続けてきた活動や監査の実施が成果をもたらしています。

また、各課で本来業務において創意工夫を持った取り組みが行われつつあることも評価され
ます。
職員数の減少や庁舎の移動などもありますが、効果的なエコ活動は、業務の効率化や
経費の削減にも役立つものであり、マネジメントの再構築や良い事例の水平展開などで意識の
高揚を図り、今後も前向きな取り組みを継続すれば、第2ステージに本格的にアプローチするこ
とも可能と思われます。今後の取り組みに期待します。
   

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