のしろ市民まちづくりフォーラムが行われました

旅人をひきつける強力なコンテンツの重要性を語ったかとうけいこさん

旅人をひきつける強力なコンテンツの重要性を語ったかとうけいこさん

 日本風景街道の活動に取り組むのしろ白神ネットワーク(能登祐子代表)主催ののしろ市民まちづくりフォーラムが2月20日、秋田県立大学木材高度加工研究所で行われ、約40人が参加しました。
 講演では、まちづくり観光デザインセンター代表のかとうけいこさんが「地理的価値を活かしたマーケティングで、もっと魅力的な能代へ」と題して、いま求められている観光地域づくりについて語りました。かとうさんは、のしろ白神ネットワークとの関わりも長く、建設計画が進められている道の駅ふたついの運営検討に携わっていることなどから今回が16回目の来能。通算60泊目で、「私は能代が好きだが、周囲で仕事を持っている女性100人にアンケートをとったところ能代を知っている人は2人で、実際に行ったことがある人はいなかった」と、厳しい現実を提示しました。「自然が豊かでおいしいものが食べられる」地域はどこにでもあり、旅人が求める「その土地の暮らしを感じられる素材」を、年間を通して無理なく提供できることが大事だと話しました。成功事例の一つとして紹介された島根県の玉造温泉では、ターゲットを20代から30代の女性に絞って情報発信を展開しています。美肌効果や歴史的なことなどを若い女性が好みそうなデザインや表現でPRしている点が特徴です。かとうさんは「観光地域づくりは、運営ではなく経営。責任の所在が明確な事業体を確立し、地域財産を生かすための共有ベクトルが必要です」とまとめました。また、どこからどのような人が来ているのかを関係施設と連携して月ごとに傾向をつかむことや、普段から人を喜ばせる癖を付けることなどをアドバイスしました。
 このほか、話題提供には国土交通省東北地方整備局能代河川国道事務所所長の坂憲浩さんと能代市二ツ井地域局総務企画課地域振興室室長の安井宗弘さんが登壇しました。坂さんは、10年前の交通ネットワークと現在の状況を比べながら、日沿道の整備状況などについて説明。「所要時間の許容範囲について、通勤は60分、観光は90分と言われているが、ネットワークの整備でだいぶその範囲が広がっていると思う」と話しました。また、安井さんは平成29年度に建設工事が始まる道の駅ふたつい整備事業について説明し、基本理念である「山河美し、きみまちの郷の魅力を発信し、交流が生まれる道の駅」に沿って、運営検討を進めていることや、重点道の駅に選定され、河川防災ステーション事業も同時に行うことになったこと、国の川まちづくり支援制度を活用できるよう申請中であることなどを紹介しました。


カテゴリー: 取材記事   パーマリンク