「昭和24年大火の日」 教訓を忘れずに…

避難中に落雪に埋まった人を探す特別救助隊の隊員

避難中に落雪に埋まった人を探す特別救助隊の隊員

 「昭和24年大火の日」の2月20日、畠町で防火訓練が行われ、現場には能代消防署や能代市火災予防組合連合会、周辺自治会などから約40人と消防車両5台が参集しました。訓練は、火事を発見した住民の火事触れでスタート。別の住民が119番通報や初期消火を行った後、手で鼻や口をふさぎながら集団避難しました。
 また、集団避難の途中で屋根からの落雪により1人が生き埋めとなった想定で、特別救助隊による訓練が行われました。隊員は、声を掛け合ったり、二次災害などがないよう周囲に気を配りながら、素早い行動で救助にあたっていました。

 訓練を終えて、畠町第一自治会会長の武田康男さんは「これを機会に大火の記憶を風化させないようにしましょう」と参加者に呼び掛けました。また、能代消防署の佐藤浩司署長は「冬期の救助体制を確認し、訓練することができた。状況に応じた対応ができていたと思う。火災が起こった際は、初動体制がその後を左右すると言っても過言ではない。有事の際は、今日の訓練を役立ててほしい」と総括しました。 

付近に設置された現場指揮本部

付近に設置された現場指揮本部

集団避難する住民

集団避難する住民

延焼防止のため近隣の建物にも放水しながら消火活動

延焼防止のため近隣の建物にも放水しながら消火活動

 

 

 

 

 



◆昭和24年大火の概要
 昭和24年2月20日午前0時35分頃、現在の浜通町で出火。前日夕方から強く吹いていた西風の影響で、火の手は東へ延び、また飛び火してあちこちで火の手が上がりました。この火災は7時間以上燃え続け、住宅街、官公庁、商店、木材工場など、能代の心臓部といえる地区の約3割を消失しました。焼失した建物は2,238棟、死者3人、負傷者265人、損害額は現在の金額に換算すると約230億4,231万円と言われています。

◆火災が起こったら
1.外に出ることだけを考える
2.煙の中ではできるだけ低い姿勢で避難する
3.タオルやハンカチで口、鼻を覆って避難する
4.燃えている部屋のドアは閉めて避難する(空気を遮断し、延焼防止するため)
5.いったん逃げたら絶対に戻らない


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